1. まず最初に:モードの切り替え
画面右下の小さな文字(実行 / テスト)が現在のモードです。タップでメニューが開きます。切り替えは☰ メニュー → モードから。初期設定は実行モードです。
| 実行 | 端末の実GPSを使います。初回は位置情報の許可を求められるので「許可」してください。屋内ではGPSが掴みにくいため、窓際か屋外で使うと安定します。 |
|---|---|
| テスト | 模擬GPSで大阪湾を自動航行します。船に乗らなくても全機能を試せます。「強制ドリフト」をONにするとアンカーアラームの発報テストができます。 |
2. 画面の配色を変える
☰ メニュー → 画面の配色で、アプリ全体の配色・文字をワンタップで切り替えられます。選択は保存され、次回もそのままです。
| 🧭 マリン計器盤 | 標準。濃紺×シグナルオレンジの航海計器風。真昼の海上での視認性重視 |
|---|---|
| 🌸 さくらポップ | アニメ風・明るい。桜ピンク×空色、丸ゴシックのかわいい系 |
| 🌃 ヨルアオ | アニメ風・ネオンナイト。ダーク基調+シアンの光。夜釣り・早朝の出船にも実用的 |
3. 画面の見方
- 流れの向きと流され予測(ドテラ流し):下部の「流し始め」を押している間だけ働きます。押すと自船から緑の破線矢印が伸び、あわせて左上(+−ボタンの下)にインジゲータが出て、実際に流されている方向と流速(kt)を示します。ドテラ流し中はコンパス(船の向き)と流れの向きがズレますが、この矢印は流れの側だけを見ています。もう一度押すと終わります。
地図を十分に拡大していると線の先端がそのまま「10分後にいる位置」になります(根の上を通過するか事前に読めます)。広域表示や流れが遅い時は向きだけを示す長さになります。
仕組み上、流された移動量から計算しているため、15m流されるまでは矢印が出ません。速く流れているほど早く出ます(1.5kt以上なら約20秒、1ktで約30秒、0.5ktで約1分)。出るまでの間はインジゲータに「6/15m」のように今どれだけ流されたかが出ます。ほとんど動いていない時と、約3kt以上で走っている時は矢印が出ません(前者は向きが出せず、後者は流れではなく機走のため)。
以前は「遅くなったら自動的に出る」方式でしたが、機走中の減速や停船中にも出てしまい、しかも流し始めの1分間は機走してきた時の位置が混ざって嘘の向きが出ていました。ボタン起点にすることでこれを直しています。設定でON/OFFする項目はありません(このボタンが唯一の入口です)。
船に出ずに試すには: ☰ メニュー → モード → テストモード にして、(テスト用)ドテラ流し をONにしてください。関空西の沖合から南西へ約0.6ktで流れ、船首は流れと別方向を向いた状態を再現します(約0.6ktなので矢印が出るまで約50秒かかります)。 - 上部の計器バー:SOG=対地速度(ノット大表示+km/h)、COG=針路(コンパス盤の針が進行方向を指し、°と16方位も表示。例: 246° 西南西。低速・停船中はGPSの方位が定まらないため、約2kt以下では端末のコンパスで向きを表示します(初期ON)。ドテラ流しの流速域はこの範囲に入るので、流している間はコンパスの向きになります。iPhoneでは初回に方位センサーの許可を求められます。不要なら ☰ メニュー → 画面・表示 → 停船中の針路をスマホの向きで表示 でOFFにできます)、右端は時計(GPSを正常に受信している間だけ表示。24時間表記/AM PM表記は ☰ メニュー → 画面・表示 で選べます。初期は24時間表記)。受信待ちやエラー中は時計の代わりにその状況が出ます
- 地図上の矢印:自船。進行方向を向きます(色は配色設定に連動)
- 濃紺の線:海図由来の実測等深線(20/50/100/150/200m)。水色の細い線:海底地形データからの推定等深線(浅場は2m間隔)。線をタップすると水深が出ます
- 海の任意の場所をタップ:その地点の水深を表示(例「水深 56 m」)
- 英字略号の意味(底質のS/M/R、魚礁のRf など)は ☰ メニュー → 海図レイヤーの凡例 を参照
3-2. 地図レイヤー(右上のボタンで切替)
| 等深線(海図) | 電子海図由来の実測線(濃紺・太)。20/50/100/150/200mの5種。初期ON |
|---|---|
| 等深線(推定) | 海底地形データ(GMRT)からの推定線(水色・細)。浅場2m、20〜50mは5m、50〜100mは10m相当の間隔で補完。初期ON。実測ではないため位置に誤差があります。現在このレイヤーは関西(大阪湾・播磨灘・紀伊水道)のみで、他海域では表示されません |
| 水深ラベル | 等深線上の水深数字。濃紺=海図線、青=推定線。初期ON |
| 魚礁・沈船・障害物 | 初期OFF。Rf=魚礁、Wk=沈船、Ob=その他障害物(沈木・浅所など)。略号と区域があり、タップで種別表示。位置は概位(おおよそ)です |
| 底質(海底の質) | 初期ON。S=砂、M=泥、R=岩、G=礫、Sh=貝殻、Co=さんご、Lv=溶岩の英字略号で表示します |
| 水深の色分け(広域) | 初期OFF。広域ズーム用の水深色分け |
4. 軌跡の記録について
軌跡は常に自動で記録されます(記録ボタンはありません)。最初のGPS位置を取得すると始まり、位置情報が30分以上途切れると自動で別の軌跡に区切られます。地図に描くかどうかは ☰ メニュー → 画面・表示 → 軌跡を地図に表示 で切り替えられます(初期ON)。
保存済みの軌跡は起動時に全て自動で地図に表示されます。個別に消したい軌跡は ☰ メニュー → 軌跡一覧(タップで開閉)の「隠す」で1本ずつ非表示にできます(削除ではありません)。
保存場所はポイント・釣果と同じこの端末のブラウザ内で、自動で消えたり期限が来て見えなくなったりすることはありません。消えるのは自分で「削除」を押した時と、ブラウザ側のデータが失われた時(7章参照)だけです。バックアップは軌跡・ポイント・釣果それぞれ別ファイルで書き出せます(7章参照)。
5. 下部ボタンの説明
| 🎯 GPS (地図の右下) |
地図が自船(GPS現在地)に自動追従します。地図を手で動かすと自動でOFFになるので、現在地へ戻したいときに押してください。ナビアプリと同じく地図の右下の丸ボタンです(追従中は青、OFFのときは灰色)。 |
|---|---|
| ⟲ 流し始め | いま流し始めた場所に一時的な印(オレンジの破線の輪)を置き、同時にドテラ流しの流向表示を始めます(矢印とインジゲータ)。同じ場所を何度も流すとき、どこから流したかの目印にもなります。 押すたびに「開始 → 終了 → 開始」と切り替わります(印は常に1つだけ)。停船中は印が自船と重なってタップしづらいので、消すのもこのボタンでできます。 ポイントとは別物で保存されません(ポイント一覧やエクスポートには出ません)。アプリを開き直しても残りますが、6時間以上前のものは自動で消えます(前日の押しっぱなしで翌朝いきなり流向表示にならないようにするため)。 |
| 📍 ポイント | 現在地をポイント登録(名前・メモ付き)。今いる場所以外に打ちたいときは地図を長押し。水深も自動で記録されます。 釣れている最中に手を止めたくないときは、3本指タップで名前の入力なしに現在地を登録できます(☰ メニュー →「3本指タップで現在地をポイント登録」で有効化。初期はOFF)。名前は日付時刻が自動で入り、登録後5秒間だけ「キャンセル」が出ます。 登録先は、GPS追従中なら現在地、地図を動かして追従が切れているときは画面の中央です(GPSが取れていないときも画面中央)。 あとから「何のポイントだったか」を残したいときは、地図上のマーカーをタップ →「メモを追加」。すでにメモがあるときは「メモを編集」になります。 潮まわり・上げ下げ・満潮/干潮からの経過時間・基準港・天気が自動で記録されます(基準港はGPS位置から最寄りを選びます)。圏外で登録した場合も、電波が入った時に潮だけは後から埋まります(潮汐は予測値なので遡って計算できます。天気は「今」しか取れないため入りません)。 自動で入れた値は「とりあえず」なので、マーカーをタップ →「潮を編集」で直せます。そのポイントが本当に狙える潮(例: 下げ3分)に直しておくと、あとから同じ条件を狙えます。直すと「自動」の印が消えます。 色は8色から選べます。下部の📍ポイントから登録するときは登録画面で、あとから変えるときはマーカーをタップして色をタップするだけで切り替わります(3本指タップの登録は既定の赤)。色の意味は自由に決めてお使いください。 |
| 🐟 釣果 | 釣れたら押す。魚種・サイズ・数・メモを入れると、位置・日時・水深・天気・気温・風・気圧・潮回りが自動で添付されます。 |
| 🌊 潮・天気 | 最寄りの港の潮汐カーブ(満潮・干潮の時刻)・潮回り(大潮など)・日の出日の入り・現在の天気と風。港は手動でも選べます。 |
| ☰ メニュー | 画面の配色・モード切替・画面常時ON・各種一覧・アンカーアラーム・バックアップ・この使い方ページ。 |
6. アンカーアラーム(走錨警報)
- アンカーを打ったら ☰ メニュー → ⚓ アンカーアラームを設定
- 警報距離(15/30/50/100m)を選んで「この位置に設定」
- 設定距離以上流されると警報音+振動+赤いバナーで知らせます。「音を止める」で消音、「アンカー解除」で終了
7. データの保存とバックアップ
- ポイント・釣果・軌跡はこの端末のブラウザの中に保存されます(自動でどこかに送信されることはありません)
- ブラウザの履歴削除や長期間の未使用でデータが消えることがあるため、☰ メニュー → 📤 軌跡/ポイント/釣果をエクスポート(それぞれ別ファイル)で定期的に保存してください。復元は 📥 インポート(どのファイルでも同じボタンから読み込めます)
- スマホでは「ホーム画面に追加」して使うとデータが消えにくく、アプリ感覚で起動できます
8. 注意事項
記録している情報について
このアプリが外に送信する情報は、以下だけです。改善のためだけに使い、誰にも渡しません。
- 端末を区別するためのランダムな番号(アプリが作る文字列。氏名や電話番号とは無関係で、ブラウザのデータを消すと新しい番号になります)
- 接続元のIPアドレスと、そこから分かるおおよその地域(都道府県まで。通信会社の設備の場所が出るため、実際にいる場所とは異なることがよくあります)
- 端末の種類・画面の大きさ・ブラウザの種類(表示崩れを直すために使います)
- アプリを開いた日時
送信しないもの:現在地や航跡などの位置情報、登録したポイント・釣果・軌跡の中身、氏名・連絡先。 これらはお使いの端末の中だけに保存されます。
不具合報告を送った時だけ、上記に加えて入力した本文・アプリの版・設定・保存件数・直近のエラーが送られます。 送信前に画面に全部表示されるので、確認してから送れます。
記録は400日で自動的に消えます。記録を残したくない場合は、ブラウザのプライベートモードでお使いください。
不具合を見つけたら
☰ メニュー → 📣 不具合・要望を伝える から送れます。版番号や端末の情報は自動で付くので、症状と「何をしていた時か」を書くだけで大丈夫です。
送られる内容は送信前に画面に全部表示されます。位置情報や、記録した軌跡・ポイント・釣果の中身は送られません(件数のみ)。
※画像は送れないため、見た目の不具合はスクリーンショットを別途お送りください。
アプリとして追加して使う
ブラウザで開くたびにURLを探さなくて済むよう、アイコンから直接起動できます。アドレスバーも消えて画面を広く使えます。
- Android: ☰ メニュー → 📲 アプリとして追加(インストール) を押すだけです。
これは単なるショートカットではなく本当にアプリとして入ります(アプリ一覧にも並び、Androidの設定のアプリ一覧にも出ます) - iPhone: Safariの仕様でアプリ側からは追加できず、ショートカットの作成になります。画面下の共有ボタン(□に↑) → 「ホーム画面に追加」を選んでください。
※iPhoneはChromeなど他のブラウザでも同じで、Safariから追加するしかありません
※アプリとして追加しても、地図や潮汐の取得にはインターネット接続が必要です(オフラインでは地図が出ません)。またバックグラウンドでの軌跡記録はできません(Webの仕組み上の制限。前面に表示したままお使いください)。
- 圏外では背景地図・潮汐・天気が更新できません(GPS・速度・軌跡記録・アンカーアラームは圏外でも動きます)
- 記録中は ☰ メニューの「画面を常時ON」を推奨(スリープすると記録が止まるため)。バッテリー消費が増えるのでモバイルバッテリーがあると安心です
- スマホの実GPSで使うにはHTTPSのURL(https://〜)で開く必要があります
umizu の紹介ページ(できること・対応範囲・ご意見の送り先)
地図出典: 国土地理院 / 等深線(推定): GMRT・GEBCO / 海図情報(等深線・底質・魚礁・沈船等): 海しる(海上保安庁) / 潮汐: tide736.net / 天気: Open-Meteo